記憶の中で

ロボットの研究の切ないお話です。

ジャンル

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作品説明・あらすじ

研究のため、ロボットたかしと付き合うことになったユキ。たかしは研究のために交通事故にあったことになっている。ユキは必死に仲良くなろうとする一方で、たかしは研究について何かを思い出すのに必死だった。

目次

  1. ロボットたかし
  2. 曖昧な記憶
  3. 一年前の事件
  4. 今はまだ…
  5. 博士の家
  6. 僕って何?
  7. 誰…?
  8. 秘密
  9. 記憶の中で

価格

無料

文字数

12,941文字

公開日

2020年2月18日

ロボットたかし

 ここはとある研究室

「ユキくん、ちょっといいかな?」

「局長、なんでしょう?」

呼ばれたのはここで唯一の女性研究者。

         、、、

「今度新しく出来たたかしだが、次は恋人役をやってほしいのだ」

「恋人役?」

「ああ前回の延長だと思ってさ、前の彼の記憶も組み込まれているから、やり易いと思うよ」

前回、ユキは親友役を務めたのだ。

「君以外頼めないんだよ。分かるだろ?」

「それはわかりますけど」

ユキは渋い顔をしている。しかし結局やらなければならない、研究のために。

「わかりました、幸い今は彼氏いないから面倒なことにはなりませんからね」

「では早速会ってもらおう。君たちはとても仲がいい設定なのだ。あとはどちらかが告白するだけ」

局長に続いてユキは奥の方の部屋に入っていった。そこには一人の青年がいる。

「では、私はこれで」

局長はそそくさと出ていった。

「たかし、こんなとこにいたの?」

ユキは笑顔で話しかける。

「ああ、ユキ…?」

たかしはゆっくりと頭をあげながら話す。

「もう退院なの?」

「ああ、そうらしい。...

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投稿の公開名:いーぽん
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